1. 試験概要
AWS Certified DevOps Engineer – Professional (DOP-C02) は、AWS環境における分散システムの設計・自動化・運用能力を検証する上級レベルの認定試験です。
少なくとも2年以上、AWSでの構築・運用・自動化経験を持つDevOpsエンジニアに最適です。
📘 公式試験ガイド (PDF): AWS Certified DevOps Engineer – Professional Exam Guide
🌐 公式認定ページ: AWS Certification – DevOps Engineer Professional
🧩 問題演習: Cloud Pass DOP-C02 練習ページ
試験情報まとめ
- 問題数：約65問（多肢選択および複数選択）
- 試験時間：180分
- 推奨経験：AWS環境の運用および自動化経験2年以上
- 重点分野：自動化、IaC、監視、セキュリティ、CI/CD
2. 主な特徴と変更点
- DOP-C02では、最新のDevOps実践とAWSサービス（自動化・監視・回復力設計）が反映されています。
- 主なドメイン：
- SDLC Automation
- Configuration Management & Infrastructure as Code
- Monitoring & Logging
- Incident & Event Response
- Security & Compliance
- Resilient Cloud Solutions
- 現実的なDevOpsシナリオを重視し、サービス統合・パイプライン設計・コンプライアンス自動化が中心です。
3. 学習戦略
(1) DevOpsライフサイクルを理解する
CI/CD、監視、イベント対応、復旧までの流れを体系的に把握します。
例：
- コード → ビルド → デプロイ → モニタリング → ロールバック
- IaCによる自動プロビジョニングとセキュアなポリシー適用
(2) 主要サービスに注目
頻出する主要AWSサービス：
- 自動化 / デプロイ: CodePipeline, CodeBuild, CodeDeploy, CloudFormation, CDK
- モニタリング / イベント管理: CloudWatch, EventBridge, X-Ray, Config
- 運用 / ガバナンス: Systems Manager, OpsWorks, Trusted Advisor
- セキュリティ: IAM, KMS, CloudTrail, Organizations
- コンテナ / サーバーレス: Lambda, ECS/EKS, Elastic Beanstalk
(3) 問題演習中心の学習
実際の試験形式のシナリオ問題を解き、「なぜこの構成が最適なのか」を分析します。
👉 Cloud Pass DOP-C02 練習ページ
誤答ノートを作成し、繰り返し復習することで理解を深めましょう。
(4) 推奨ホワイトペーパー
AWSが推奨する重要資料：
- 「Running Containerized Microservices on AWS」
- 「Infrastructure as Code」
- 「Disaster Recovery of Workloads on AWS」
- 「AWS Well-Architected Framework」
4. 学習すべき主要AWSサービス
| 分野 | サービス | 学習ポイント |
|---|---|---|
| 自動化 / IaC | CloudFormation, CDK, CodePipeline, CodeDeploy, CodeBuild | 自動デプロイ、ロールバック、バージョン管理 |
| 構成管理 / 運用 | Systems Manager, OpsWorks, Config | 構成管理とコンプライアンス自動化 |
| 監視 / ログ管理 | CloudWatch, EventBridge, X-Ray | アラート、トレース、自動対応 |
| 回復力 / DR | Auto Scaling, Multi-AZ, Multi-Region | 高可用性と災害復旧 |
| セキュリティ / ガバナンス | IAM, KMS, CloudTrail, Trusted Advisor | 権限管理、暗号化、監査 |
| サーバーレス / コンテナ | Lambda, ECS/EKS, Elastic Beanstalk | スケーラビリティ、CI/CD最適化 |
5. 出題されやすいシナリオ例
- CodePipelineを使ったCanaryデプロイ構成設計
- AWS ConfigとSystems Managerによるコンプライアンス自動化
- EventBridgeとCloudWatchを利用した自動修復型ECSサービス設計
- 高可用性を求めるグローバルアプリケーションのマルチリージョン設計
- IAM・KMS・CloudTrailによるセキュリティ監査自動化
6. 学習ロードマップ
| 週 | 目標 | 学習内容 |
|---|---|---|
| 第1週 | 試験ガイドとドメイン理解 | 公式ガイド確認、出題比率の把握 |
| 第2週 | CI/CDとIaCの実践 | CodePipeline, CloudFormation, CDK |
| 第3週 | 監視とイベント対応 | CloudWatch, EventBridge, Systems Manager |
| 第4週 | セキュリティと信頼性設計 | IAM, KMS, Multi-Region設計 |
| 第5週 | 模擬試験と総復習 | 模擬問題、誤答分析、時間配分トレーニング |
7. 最後のアドバイス
- 各設計の「なぜこの構成か？」を説明できるようにすること。
- シナリオ型問題に慣れるために、繰り返し演習を行う。
- コスト・パフォーマンス・セキュリティのバランスを意識した思考を身につける。
- 試験当日は落ち着いて時間を管理し、十分な休息を取って挑みましょう。
今すぐ始めましょう
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