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AWS Certified Solutions Architect – Professional (SAP-C02) 完全学習ガイド

2025-11-10
AWSSAP-C02Solutions Architect Professional資格

AWS Certified Solutions Architect – Professional (SAP-C02)

1. 試験概要

AWS Certified Solutions Architect – Professional (SAP-C02) 試験は、AWS上で高度なクラウドソリューションを設計・実装する能力を検証する上級レベルの認定試験です。
少なくとも2年以上、AWSを用いてシステム設計・構築を行ってきたエンジニアやソリューションアーキテクトを対象としています。

📘 公式試験ガイド (PDF): AWS Certified Solutions Architect – Professional Exam Guide
🌐 公式認定ページ: AWS Certification – Solutions Architect Professional
🧩 問題演習サイト: Cloud Pass SAP-C02 問題演習ページ

試験概要(サマリー)

  • 問題数:約65〜75問(多肢選択および複数選択)
  • 試験時間:約180分
  • 合格ライン:スケールスコア 750/1000 前後
  • 推奨経験:マルチアカウント環境、複雑なアーキテクチャ設計の経験など

2. 主な特徴と変更点

  • SAP-C02 では、最新のAWSサービス、大規模アーキテクチャ、組織単位での設計要件が反映されています。
  • 試験ドメイン構成は次のとおりです:
    • Domain 1: Design Solutions for Organizational Complexity(約26%)
    • Domain 2: Design for New Solutions(約29%)
    • Domain 3: Continuous Improvement for Existing Solutions(約25%)
    • Domain 4: Accelerate Workload Migration and Modernization(約20%)
  • 単なる機能暗記ではなく、ビジネス要件 → アーキテクチャ設計 → 実行と継続的改善 の流れが重視されます。
  • 重要なのは、サービス間の統合、コスト・パフォーマンス・セキュリティのトレードオフ、組織構造を踏まえた設計です。

3. 学習戦略と準備方法

(1) アーキテクチャ設計フローを理解する

大規模組織・マルチアカウント・複雑なインフラ構成を想定したシナリオを中心に学習しましょう。例:

  • AWS Organizations を利用したアカウント統合管理と請求の最適化
  • オンプレミス+AWSのハイブリッド構成や、マルチリージョンにまたがるレプリケーション設計
  • 高可用性とDR(RTO/RPO)、コストのバランスを考慮したアーキテクチャ設計

(2) 主要サービスにフォーカスして学習する

特に以下のサービスは出題頻度が高いため、深く理解しておく必要があります:

  • AWS Organizations, AWS Service Catalog, IAM Identity Center
  • AWS Direct Connect, AWS Transit Gateway, VPC Peering / PrivateLink
  • AWS CloudFormation, AWS CDK(およびTerraformなどのIaCツール全般の考え方)
  • Amazon Kinesis, Amazon MSK, Amazon Redshift, Amazon Aurora, Amazon DynamoDB, Amazon S3 / Glacier, AWS Lake Formation
  • Amazon CloudWatch, AWS X-Ray, DevOps関連サービス, AWS Cost Explorer

(3) 問題演習中心の学習

本番と同様のケーススタディ形式の問題を解き、「なぜこのアーキテクチャが最適なのか」を必ず言語化してみてください。
👉 Cloud Pass SAP-C02 問題演習ページ
間違えた問題はノート化し、パターンごとに繰り返し復習することで弱点をつぶしていきます。

(4) 公式ドキュメントとホワイトペーパーの活用

公式試験ガイドに加え、以下のようなホワイトペーパーを読むことで、アーキテクチャの考え方を深く理解できます:

  • 「AWS Well-Architected Framework」
  • 「Security Pillar」(Well-Architected のセキュリティの柱)
  • 「Migrating AWS Resources to a New Region」 などのマイグレーション関連ドキュメント

4. 押さえておくべきAWS主要サービス

分野サービス学習ポイント
組織・アカウント管理AWS Organizations, IAM Identity Center, SCPアカウント構造、権限の境界、請求統合
ネットワーキングAWS Transit Gateway, AWS Direct Connect, AWS PrivateLinkマルチVPC構成、オンプレ接続、クロスリージョン設計
アプリケーションアーキテクチャEC2, ECS/EKS, Lambda, API Gatewayサーバーレス vs コンテナ、スケーラビリティ設計
データベース・ストレージAmazon Redshift, Aurora, DynamoDB, S3, Glacierワークロード別DB選定、パーティショニング、コスト管理
運用・モニタリングCloudWatch, X-Ray, EventBridge, Configトレース、アラート、ログ、ガバナンス
マイグレーション・最適化DMS, SMS, Cost Explorer, Savings Plans移行戦略、コスト最適化と予約オプション

5. 試験でよく出るシナリオ例

  • グローバル企業がマルチリージョンでActive-Active構成を実現したいケース
  • マルチアカウント環境でコスト超過やリソース濫用を防止するための統制設計
  • オンプレミスのデータセンターからAWSへのハイブリッドマイグレーション戦略
  • アプリケーションのパフォーマンス低下を、サーバーレス化とキャッシュ導入で解決するパターン
  • 規制の厳しい業界向けの暗号化・アクセス制御・監査ログ設計

6. 学習ロードマップ

目標学習内容
第1週試験ドメインとガイドの把握公式ガイドPDF、ドメインごとの出題比率を確認
第2週組織・ネットワーク・アカウント管理Organizations, IAM, VPC, Transit Gateway
第3週アプリケーション・DB・ストレージRedshift, DynamoDB, S3/Glacier, アプリ設計
第4週運用・マイグレーション・最適化CloudWatch, EventBridge, DMS, コスト管理
第5週実戦形式の問題演習模擬試験、誤答ノート、時間配分トレーニング

7. 最後のアドバイス

  • それぞれの問題に対して、「なぜこのアーキテクチャなのか」を自分の言葉で説明できるようになるまで学習しましょう。
  • 繰り返し問題演習を行い、出題パターンや言い回しに慣れておくことが重要です。
  • トレードオフ、組織の複雑性、マイグレーションパスを意識したシナリオ思考を鍛えましょう。
  • 試験当日は時間管理と問題の読み方(文中のヒントの読み取り)を意識し、十分な休息を取って臨んでください。

今すぐ始めましょう

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