
1. 試験概要
AWS Certified Security – Specialty (SCS-C02) は、AWS環境におけるセキュリティ設計・脅威検出・暗号化・ログ管理・コンプライアンスを扱う専門資格です。
AWSでの実務経験を持つセキュリティエンジニアに最適です。
📘 公式試験ガイド (PDF): AWS Certified Security – Specialty Exam Guide
🌐 公式認定ページ: AWS Certification – Security Specialty
🧩 問題演習: Cloud Pass SCS-C02 練習ページ
試験情報
- 問題数:約65問(多肢選択または複数選択)
- 試験時間:180分
- 推奨経験:AWSセキュリティまたはガバナンス業務経験2年以上
- 主な分野:脅威検出、IAM、暗号化、ログ管理、コンプライアンス
2. 主なドメインと特徴
SCS-C02では最新のAWSセキュリティサービスとアーキテクチャが反映されています。
試験は以下の6つのドメインで構成されています:
- Threat Detection and Incident Response
- Security Logging and Monitoring
- Infrastructure Security
- Identity and Access Management (IAM)
- Data Protection
- Management and Security Governance
単なる暗記ではなく、なぜその構成を選ぶのか、どのセキュリティ手法が最も効果的かを理解することが重要です。
3. 学習戦略
(1) セキュリティ全体の流れを理解する
AWSセキュリティは多層構造であり、各層の関連性を理解する必要があります。
- 脅威検出 → ログ監視 → 対応と復旧
- IAM設計 → 鍵管理 → 暗号化 → 監査・コンプライアンス
(2) 主要サービスの習得
必ず理解しておくべきAWSサービス:
- アクセス管理: IAM, KMS, STS
- インフラ保護: AWS WAF, AWS Shield, VPCセキュリティグループ, NACL
- データ保護: S3暗号化, EFS暗号化, Macie, CloudFrontセキュリティ
- 監視・検出: GuardDuty, CloudWatch, CloudTrail, Security Hub
- ガバナンス: Organizations, SCP, Config, Audit Manager
(3) シナリオ問題での実践
- 「この脅威にはどのサービスが最適か?」
- 「コストを抑えながらコンプライアンスを維持するには?」
- 「最小権限アクセスをどのように設計するか?」
👉 Cloud Pass SCS-C02 練習ページ
(4) 推奨ホワイトペーパー
- 「AWS Security Best Practices」
- 「Security Pillar – AWS Well-Architected Framework」
- 「AWS KMS Best Practices」
- 「Security at Scale: Logging in AWS」
4. 主要AWSサービスまとめ
| 分野 | サービス | 学習ポイント |
|---|---|---|
| IAM & アクセス制御 | IAM, STS, KMS | 最小権限、鍵ローテーション、一時認証情報 |
| インフラ保護 | WAF, Shield, VPC SG, NACL | DDoS対策、ネットワーク分離 |
| データ保護 | S3暗号化, EFS暗号化, Macie | データ分類、暗号化戦略 |
| 監視 / ログ管理 | CloudWatch, CloudTrail, Security Hub | ログ集約、監査、イベント対応 |
| ガバナンス / コンプライアンス | Organizations, SCP, Config, Audit Manager | ポリシー適用、監査自動化 |
5. 出題されやすいシナリオ例
- S3に保存されたPIIデータの暗号化・アクセス制御設計
- AWS Organizationsを用いたマルチアカウント監査体制
- AWS WAFとShieldによるDDoS対策構成
- CloudTrailを活用したグローバル監査ロギング
- KMSキー管理とデータ暗号化ライフサイクル設計
6. 学習ロードマップ
| 週 | 目標 | 学習内容 |
|---|---|---|
| 第1週 | 試験概要の把握 | 公式ガイド読解、出題ドメインの理解 |
| 第2週 | IAMと暗号化の強化 | 鍵管理、アクセス制御、KMSローテーション |
| 第3週 | インフラセキュリティと検出 | WAF, GuardDuty, CloudTrailの活用 |
| 第4週 | データ保護と監査 | S3暗号化、Security Hub、Audit Manager |
| 第5週 | 模擬試験と復習 | 実践問題、弱点分析、時間配分練習 |
7. 最後のアドバイス
- 各セキュリティ制御の「なぜ」を理解する。
- シナリオ問題で理由を説明できるようにする。
- 予防・検出・対応という多層防御の考え方を意識する。
- 試験当日は冷静に時間を管理し、集中力を維持すること。
今すぐ始めましょう
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AWS Security Specialty試験の合格を確実にサポートします。