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AWSCLF-C02

AWSクラウドプラクティショナーの勉強方法・勉強時間|未経験向け4週間プラン

AWSクラウドプラクティショナー(CLF-C02)の勉強方法を、経験別の勉強時間、未経験者向け4週間プラン、問題演習と模擬試験の進め方に分けて解説します。

更新 2026年7月28日15Cloud Pass コンテンツチーム

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CLF-C02の4段階学習プランを案内するCloud Passのチューター

AWS Certified Cloud Practitioner(CLF-C02)は、AWSやクラウドを初めて学ぶ人でも目指しやすい基礎レベルの認定資格です。ただし、サービス名と説明を暗記するだけでは、よく似た選択肢を正しく区別できません。

効率よく勉強するには、基礎を学ぶ→少量の問題を解く→間違えた分野だけ学び直す→模擬試験で確認するという流れを繰り返します。参考書や動画をすべて終えてから問題集を始める必要はありません。

この記事では、AWSやITの経験に応じた勉強時間の目安を示し、未経験者が4週間でCLF-C02対策を進める方法を具体的に解説します。記事の途中には、実際に回答し、4つすべての選択肢を確認できる練習問題も用意しました。

先に結論

  • AWS未経験なら30〜50時間、IT経験者なら20〜35時間を目安にする
  • 1週目から問題を解き、学習内容がどのように問われるかを確認する
  • 「クラウドテクノロジーとサービス」と「セキュリティとコンプライアンス」を重点的に学ぶ
  • 正解した問題でも、ほかの選択肢を除外した理由が曖昧なら復習する
  • 仕上げは、まだ解いていない65問・90分の模擬試験で実力を確認する

AWSは、CLF-C02合格に必要な標準的な勉強時間を公表していません。ここで示す時間は、Cloud Pass編集部が学習計画を立てるために設定した目安であり、合格を保証するものではありません。最初の診断問題と模擬試験の結果に合わせて調整してください。

クラウドプラクティショナーは何を学ぶ試験?

AWS公式の試験ガイドでは、CLF-C02は、特定の職種にかかわらずAWSクラウドに関する総合的な知識を問う試験とされています。コーディング、クラウドアーキテクチャの設計、トラブルシューティング、実装などは試験範囲外です。

試験で問われるのは、次の4分野です。

試験分野出題比率主に学ぶ内容
第1分野:クラウドのコンセプト24%クラウドの利点、移行戦略、AWS Cloud Adoption Framework
第2分野:セキュリティとコンプライアンス30%責任共有モデル、IAM、セキュリティサービス、コンプライアンス
第3分野:クラウドテクノロジーとサービス34%コンピューティング、ストレージ、データベース、ネットワーク、分析
第4分野:請求、料金、およびサポート12%料金モデル、コスト管理、AWS Support、請求ツール

第2分野と第3分野で全体の64%を占めます。ただし、出題比率が低い第4分野を捨ててよいわけではありません。CLF-C02は試験全体の換算スコアで合否が決まるため、4分野を一通り学んだうえで、比率の高い分野により多くの時間をかけましょう。

クラウドプラクティショナーの勉強時間はどのくらい?

必要な勉強時間は、AWSの経験だけでなく、サーバー、ネットワーク、データベース、セキュリティといったIT用語に慣れているかでも変わります。

現在の経験勉強時間の目安学習期間の目安
IT・クラウドともに未経験30〜50時間4〜6週間
ITの基礎はあるがAWS未経験20〜35時間3〜4週間
AWSを業務や学習で利用した経験がある10〜20時間1〜2週間

この時間には、教材を読む時間だけでなく、問題演習、解説の確認、模擬試験、弱点の復習を含めます。

短期受験が可能かを判断する方法

「1週間で合格できるか」「何時間勉強すれば十分か」は、経歴だけでは判断できません。最初に20問程度を解いて、次の3点を確認してください。

  1. AWSのサービス名を見て、主な役割を説明できるか
  2. 責任共有モデルやクラウドの利点を、自分の言葉で説明できるか
  3. 正解だけでなく、不正解の選択肢が誤っている理由も分かるか

初見問題で80%前後を取り、根拠も説明できるなら、短期プランでもよいでしょう。50%未満、または用語の意味がほとんど分からない場合は、4〜6週間を確保して基礎から始めましょう。

CLF-C02の勉強方法は4ステップ

1. 公式試験ガイドで範囲を確認する

最初にAWS公式のCLF-C02試験ガイドを開き、4分野と各タスクステートメントを確認します。この段階ですべてを理解する必要はありません。

目次を見て、知っている用語、聞いたことはあるものの説明できない用語、初めて見る用語の3つに分けます。学ぶ内容に優先順位を付けやすくなり、試験範囲外の細かい操作まで覚えようとすることも防げます。

2. 基礎教材を1つに絞る

基礎を学ぶ教材は、参考書、動画講座、AWS Skill Builderなどから1つ選びます。複数の教材を最初から並行すると、同じ内容を何度も学ぶことになり、問題演習に取りかかるのが遅れます。

選んだ教材で、次の内容を優先してください。

  • リージョン、アベイラビリティーゾーン、エッジロケーション
  • 責任共有モデルと最小権限
  • EC2、Lambda、S3、EBS、RDS、DynamoDBなど主要サービスの役割
  • VPC、Route 53、CloudFrontなどネットワーク関連サービスの役割
  • オンデマンドインスタンス、Savings Plans、リザーブドインスタンス、スポットインスタンスの違い
  • AWS Organizations、Cost Explorer、Budgets、AWS Supportの用途

3. 1週目から問題演習を始める

1つの分野を学んだら、その日のうちに5〜10問解きます。点数を上げることより、学んだ用語が問題文でどのように使われるかを知ることが目的です。

復習では、次の順番で確認します。

  1. 問題文が求めているものを一言でまとめる
  2. 正解のサービスが要件を満たす理由を確認する
  3. ほかの選択肢にあるサービスが、本来どのような用途で使われるかを確認する
  4. 間違えた分野だけ教材へ戻る

次のCLF-C02練習問題を、実際に解いてみてください。

CLF-C02練習問題

ある小売企業は、Amazon S3に保存された売上データを基に、サーバーを管理することなくインタラクティブなダッシュボードを作成し、社内ユーザーと安全に共有したいと考えています。

この要件に最も適したAWSサービスはどれですか。

4. 模擬試験で時間配分と弱点を確認する

基礎を一巡したら、65問・90分の模擬試験を解きます。初回は合否を判断するためではなく、知識が不足している分野と解答ペースを確認するために使います。

模擬試験の後は、間違えた問題を次の3つに分類してください。

  • サービスや用語を知らなかった
  • 似たサービスの違いを整理できていなかった
  • 問題文の条件を読み落とした

原因を分けると、教材を読み直すべきか、サービスの違いを整理すべきか、問題演習を増やすべきかが分かります。

未経験者向け:4週間の勉強スケジュール

1日60〜90分、週5〜6日を想定した計画です。IT用語から学ぶ必要がある場合は、各週を10日程度に延ばしてください。

学ぶ内容問題演習
1週目クラウドの特徴、リージョンとAZ、責任共有モデル、IAM1日5〜10問。用語と出題形式に慣れる
2週目EC2、Lambda、S3、EBS、RDS、DynamoDB、VPCなど1日10〜15問。似たサービスの役割を比較する
3週目セキュリティ、料金モデル、コスト管理、AWS Support1日15〜20問。4分野を混ぜた問題を解く
4週目65問・90分の模擬試験と弱点の復習まだ解いていない模擬試験で改善を確認する

1週目:クラウドとセキュリティの土台を作る

クラウドの弾力性、俊敏性、規模の経済、高可用性といった基本概念を学びます。リージョンとアベイラビリティーゾーンの違い、AWSと利用者の責任範囲も整理してください。

責任共有モデルでは、利用するサービスによって利用者側の責任範囲が変わる点が重要です。Amazon EC2のようにOS以降を利用者が管理するサービスと、AWS側の管理範囲が広いマネージドサービスでは、責任範囲がどのように変わるかを比較します。

2週目:主要サービスを「用途」で整理する

サービスをアルファベット順に暗記するのではなく、用途ごとにまとめます。

  • コンピューティング:Amazon EC2、AWS Lambda、Amazon ECS
  • ストレージ:Amazon S3、Amazon EBS、Amazon EFS
  • データベース:Amazon RDS、Amazon Aurora、Amazon DynamoDB
  • ネットワーク:Amazon VPC、Amazon Route 53、Amazon CloudFront
  • 分析:Amazon Athena、Amazon QuickSight

「サーバーを管理したくない」「オブジェクトを保存したい」「リレーショナルデータベースが必要」といった条件から、候補となるサービスを選べる状態を目指します。

3週目:料金・サポートを学び、問題演習を増やす

オンデマンドインスタンス、Savings Plans、リザーブドインスタンス、スポットインスタンスの違いを、利用期間と中断可能性の観点で整理します。Cost Explorer、AWS Budgets、AWS Pricing Calculatorの用途も比較してください。

この週からは、特定の分野だけでなく4分野を混ぜた問題を解きます。正解率が低い分野を見つけ、翌日の学習内容を調整しましょう。

4週目:模擬試験と弱点の復習に集中する

週の前半に1回目の模擬試験を解き、弱い分野を1〜2個に絞ります。中盤は該当分野の解説と関連問題を復習し、後半は別の模擬試験を使って改善を確認します。

同じ模擬試験をすぐに繰り返すと、答えを覚えたことで点数が上がります。受験準備が整ったかを判断するときは、初めて解く問題の結果を使ってください。

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Cloud PassにはCLF-C02の問題を700問、模擬試験を4セット収録しています。すべての選択肢について正解・不正解の理由を確認でき、分からない点は問題の内容を把握しているAIチューターにその場で質問できます。

1日30分・60分・90分の学習ルーティン

毎日の勉強は、確保できる時間に合わせて学習メニューを決めておくと続けやすくなります。

使える時間進め方
30分基礎教材を15分読み、5問解いて1〜2問を復習する
60分基礎教材を20分読み、10〜15問を解いて全選択肢の解説を確認する
90分15〜20問を解き、弱点の学び直しと関連問題まで行う

問題数は目安です。急いで20問を終えるより、10問について「なぜほかの選択肢ではないのか」を説明できるほうが理解は深まります。

毎回の復習で残すメモ

長いノートを作る必要はありません。間違えた問題ごとに、次の3点だけ残します。

  • 正解を決めたキーワード
  • 迷ったサービスとの違い
  • 同じ考え方を応用できる場面

たとえば「ダッシュボードとBIならQuickSight。MacieはS3の機密データ検出」のように、次の問題でも使える比較メモとして記録します。

CLF-C02では、すべての選択肢を確認する

CLF-C02では、不正解の選択肢にも実在するAWSサービスが並ぶため、一見すると要件に合っているように見えることがあります。正解だけを覚えると、別のサービスを問われたときに再び迷います。

問題を解いた後は、4つの選択肢について「何をするサービスか」「どのような条件なら正解になるか」を確認してください。正解した問題でも、消去法の根拠が曖昧なら復習対象です。

分からない点はAIチューターに質問する

解説を読んでもサービスの違いが分からない場合は、AIチューターが問題文を把握した状態で質問すると、効率よく復習できます。

たとえば、先ほどの練習問題なら次のように質問できます。

質問

Amazon MacieもS3を扱うのに、なぜ正解ではないの?

AIチューターの回答例

この問題で求められているのは、S3のデータを「可視化して共有すること」です。Amazon MacieはS3内の機密データを検出・保護するサービスで、ダッシュボードを作るBIサービスではありません。Amazon QuickSightならS3をデータソースとして利用し、グラフやダッシュボードを作成して利用者と共有できます。

サービスの定義だけでなく、「問題文のどの条件が決め手か」「迷った選択肢はどのような場面で使うか」を聞くと、次の問題にも応用できます。

模擬試験は何点取れたら受験してもよい?

AWS公式の合格スコアは1,000点満点中700点ですが、模擬試験の正答率を本番の換算スコアへそのまま換算することはできません。

Cloud Pass編集部では、次の項目を、受験時期を判断する際の目安としています。AWS公式の基準ではありません。

  • 初めて解く複数の模擬試験で80%前後を安定して取れる
  • 4分野のうち、極端に正答率が低い分野がない
  • 間違えた選択肢についても、どの用途のサービスか説明できる
  • 90分以内に65問を解き、見直す時間を確保できる

点数だけでなく、初見問題への対応力と、分野ごとの正答率のばらつきも確認してください。

クラウドプラクティショナーの勉強でよくある失敗

参考書を読み終えるまで問題を解かない

最初からすべてを覚えようとすると、どこが試験で問われやすいか分からないまま学習が進みます。最初の週から少量の問題を解き、学んだ内容がどのように問われるかを確認しましょう。

サービス名と一文の説明だけを暗記する

「Amazon S3はオブジェクトストレージ」という一文だけでは、Amazon EBSやAmazon EFSとの違いを問われたときに判断できません。サービスの用途、管理方法、料金の考え方を比較してください。

教材を増やしすぎる

参考書、動画、学習サイトを次々に変えると、同じ基礎を繰り返すことになります。基礎教材は1つに絞り、問題演習で不足が見つかったときだけ公式ドキュメントで補いましょう。

同じ模擬試験の点数だけを上げる

短期間に同じ問題を解くと、選択肢の位置や答えを覚えてしまいます。復習後は別の問題セットを使い、似た内容を別の聞き方でも判断できるか確認してください。

出題比率の低い分野を捨てる

請求、料金、サポートは12%ですが、この分野の問題も総合スコアに反映されます。比率に応じて学習時間を調整しつつ、4分野すべてを一巡してください。

よくある質問

AWS未経験でも4週間で合格できますか?

可能ですが、1日60〜90分を週5〜6日確保する想定です。最初の診断問題で用語がほとんど分からない場合は、4週間にこだわらず6週間程度へ延ばしてください。

IT未経験者は何から勉強すればよいですか?

クラウドの特徴、サーバー、ストレージ、データベース、ネットワークの役割から始めます。細かい構築手順より、「何をするための技術か」を説明できることを優先してください。

ハンズオンは必要ですか?

CLF-C02では、AWS環境の構築やトラブルシューティングは試験範囲外です。そのため、合格だけが目的なら必須ではありません。ただし、AWSマネジメントコンソールを実際に操作すると、サービス同士の関係をイメージしやすくなります。

AWS Skill Builderだけで合格できますか?

公式教材で試験範囲の基礎を学べますが、受講後に初見問題を解き、すべての選択肢の違いを説明できるか確認してください。問題演習が不足していると感じたら、別の問題集や模擬試験を追加しましょう。

過去問は公開されていますか?

AWS公式は試験ガイド、公式練習問題セット、公式プレテストなどを提供していますが、実際の試験問題をそのまま公開しているわけではありません。学習には、CLF-C02の出題範囲と形式に沿って作られた練習問題を使用してください。

CLF-C02の次はどの資格がおすすめですか?

AWSを使ったシステム設計を学びたい場合は、次にAWS Certified Solutions Architect – Associate(SAA-C03)を目指すのが一般的です。SAA-C03では、CLF-C02より長いシナリオから、要件に合うアーキテクチャを選ぶ力が問われます。

まとめ:勉強時間ではなく、初見問題で準備状況を確かめる

AWSクラウドプラクティショナーの勉強時間は、ITもAWSも未経験なら30〜50時間、ITの基礎がある人なら20〜35時間を一つの目安とします。ただし、時間だけで受験準備が整ったかは判断できません。

公式試験ガイドで範囲を確認し、基礎教材を1つ選び、1週目から少量の問題を解いてください。4分野を一巡したら65問・90分の模擬試験を使い、初見問題の正答率、分野別の弱点、時間配分を確認します。

今日の学習時間を決めたら、まず10問だけ解いてみましょう。間違えた問題と迷った問題から、自分が次に学ぶべき分野が見つかります。

公式情報

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Cloud PassにはCLF-C02の問題を700問、模擬試験を4セット収録しています。すべての選択肢について正解・不正解の理由を確認でき、分からない点は問題の内容を把握しているAIチューターにその場で質問できます。