AWS Certified Solutions Architect - Professional(SAP-C02)の問題集では、サービス名を覚えているかだけでなく、長いシナリオから要件と制約を分け、似た構成を比較できるかを確認する必要があります。
SAP-C02では、技術的には実現できる選択肢が複数並びます。その中から「運用負荷を最小限にする」「既存環境を変更しない」「パブリックインターネットを使わない」といった条件を最後まで満たす方法を選びます。
この記事では、SAP-C02の4つの出題分野から無料練習問題を1問ずつ掲載しています。回答後は、問題文から抜き出すべき4項目と、正解・不正解を含むすべての選択肢の理由を確認できます。
掲載している問題はCloud Passの学習用データをもとに編集した練習問題です。AWS認定試験で実際に出題された問題を転載・再現したものではありません。
この記事でできること
- SAP-C02の4分野から無料練習問題を1問ずつ解く
- 長文から現状、追加要件、前提条件、優先条件を抜き出す
- 正解だけでなく、すべての不正解選択肢を除外する理由を確認する
- SAP-C02問題集を選ぶ基準を確認する
- Cloud Passの無料10問へそのまま進む
SAP-C02の試験形式と出題分野
SAP-C02は、複雑な組織要件を満たすAWSソリューションの設計、新しいソリューションの設計、既存環境の改善、移行とモダナイゼーションに関する能力を問うProfessionalレベルの試験です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験時間 | 180分 |
| 問題数 | 75問 |
| 設問形式 | 択一選択、複数選択 |
| 採点対象 | 65問 |
| 採点対象外 | 10問。どの問題かは受験者には分からない |
| 合格点 | 1,000点満点中750点の換算スコア |
| 対応言語 | 日本語、英語、韓国語など |
出題範囲は次の4分野です。
| 分野 | 出題比率 | 主な判断 |
|---|---|---|
| 第1分野:組織の複雑性に対応するソリューションの設計 | 26% | 複数アカウント、ガバナンス、ID、組織全体のネットワーク |
| 第2分野:新しいソリューションの設計 | 29% | 可用性、性能、セキュリティ、コストを満たす新規設計 |
| 第3分野:既存ソリューションの継続的な改善 | 25% | 監視、DR、性能、セキュリティ、コストの改善 |
| 第4分野:ワークロードの移行とモダナイゼーションの加速 | 20% | 移行評価、ハイブリッド構成、データ移行、段階的な刷新 |
第2分野の比率が最も高いものの、特定の分野だけで合格を目指すことはできません。組織設計から移行まで、同じサービスが異なる条件でどのように使われるかを問題演習で比較してください。
SAP-C02無料練習問題4問の解き方
次の問題では、サービス名を見る前に問題文を4つの観点で整理します。
- 現状:すでに何があり、何が正常に動いているか
- 追加要件:最終的に何を実現したいか
- 前提条件:変更できないもの、すでに確認済みのものは何か
- 優先条件:コスト、運用負荷、停止時間のうち何を最小化するか
たとえば「25アカウントへ増える」「今後追加されるアカウントも対象」「運用負荷を最小限にする」と書かれていれば、各アカウントへ個別設定を配る方法より、AWS Organizationsと連携する標準機能を優先して検討します。
正解した問題も、ほかの選択肢がどの条件に反するか説明できるまで確認してください。
SAP-C02 無料練習問題
4つの出題分野から1問ずつ解く
分野を切り替えて回答できます。回答後は問題文の決め手と、すべての選択肢の理由を確認してください。
第1分野 · 組織の複雑性に対応するソリューションの設計
練習問題1:すべてのアカウントで監査ログを収集する
ある企業はAWS Organizationsで、prod、staging、dev、security、networking、shared-servicesの6アカウントを管理しています。今後12か月で25アカウント以上へ増える予定です。セキュリティチームは、現在と将来のすべてのメンバーアカウント、すべてのリージョンでAWS CloudTrailを有効にし、log-archiveアカウントのAmazon S3バケットへログを集約する必要があります。運用負荷を最小限に抑える方法はどれですか。

SAP-C02問題演習 · 無料10問・全528問・模擬試験5セット
4問の続きは、アプリの無料10問で確認
Cloud PassにはSAP-C02の問題を528問、75問・180分の模擬試験を5セット収録しています。回答後は全選択肢の理由を比較でき、分からない点は表示中の問題についてAIチューターへ質問できます。
4問から分かるSAP-C02の判断ポイント
第1分野:自作の自動化より組織向け標準機能を先に確認する
練習問題1では、LambdaやSystems Managerでも複数アカウントへCloudTrailを配置できます。しかし、コード、権限、実行失敗、リージョン追加を継続して管理しなければなりません。
組織の証跡は、現在のメンバーアカウントだけでなく、後から追加されるアカウントも対象にできます。問題文に次の条件がある場合は、個別アカウントの自動化を作る前にOrganizationsと連携する標準機能を確認してください。
- 組織全体
- 現在と将来のすべてのアカウント
- 中央のログ保管アカウント
- 最小の運用負荷
第2分野:接続できるかではなく、何か所へどう拡張するかを見る
練習問題2では、Direct Connectを使うだけでは答えを絞れません。
3つのリージョンへ個別にDirect Connectを用意すれば通信できますが、回線とポートの費用、コロケーション、ルーティングの管理が増えます。一方、VPCピアリングは推移的ではないため、1つのVPCを中継して別のVPCへ到達する設計にはできません。
決め手は、冗長な専用接続を維持しながら、複数リージョンへ拡張することです。Direct Connectゲートウェイが担う範囲と、Transit Gatewayが担う範囲を分けて整理しましょう。
第3分野:改善する場所をキャッシュの前後で区別する
練習問題3の原因はオリジン側ではなく、同じ内容を表すクエリ文字列が別々のキャッシュキーになっていることです。
クエリ文字列をすべてキャッシュキーから外せばヒット率は上がりますが、コンテンツの種類を選ぶという要件を壊します。オリジンの後ろでURLを書き換えても、CloudFrontがキャッシュキーを判断した後では遅すぎます。
次の順序で考えると、処理を入れる場所を判断しやすくなります。
- ビューワーリクエスト
- キャッシュキーの決定
- キャッシュの検索
- オリジンリクエスト
- オリジンからの応答
第4分野:移行対象と残す対象を分けて考える
練習問題4では、全データをAWSへ移行できません。40%はオンプレミスへ残し、AWS側から外部テーブル(foreign table)として照会する必要があります。
そのため、次の要件を別々のサービスで満たします。
| 要件 | 対応する機能・サービス |
|---|---|
| MySQLから別エンジンへスキーマを変換 | AWS SCT |
| データを移行し、変更分も同期 | AWS DMS |
| 地理空間機能を維持 | PostgreSQLとPostGIS |
| 定期メンテナンスを維持 | データベース内のcronジョブ |
| 残るオンプレミスデータへ非公開で接続 | AWS Direct Connect |
SAP-C02では、一つのサービスだけで全要件を満たす問題より、複数の機能を正しい順序で組み合わせる問題が多くなります。
SAP-C02問題集を選ぶ6つの基準
1. 現行のSAP-C02試験ガイドに対応している
更新日が分からない教材や、旧試験向けの問題だけを使うと、現在の4分野と学習範囲がずれる可能性があります。SAP-C02への対応、問題の更新日、扱っているサービスを確認してください。
2. 長いシナリオ問題が十分にある
短い知識問題はサービスの用途を覚えるのに役立ちますが、それだけでは本番の時間配分を練習できません。
複数アカウント、複数リージョン、オンプレミス、移行期間、RTO・RPO、予算など、複数の条件を同時に扱う問題が含まれているか確認します。
3. すべての選択肢に解説がある
「正解はDです」だけでは、A、B、Cを選ばない理由が残ります。
SAP-C02では、一部の条件だけを満たす選択肢が多いため、すべての選択肢について次の点を確認できる問題集が適しています。
- 技術的に実現できるか
- 問題文のどの条件に反するか
- 運用負荷やコストが余計に増えないか
- どのような条件なら正解になるか
4. 4つの出題分野を偏りなく練習できる
ネットワークやセキュリティだけに偏ると、既存環境の改善や移行の判断が弱点として残ります。分野別の問題数と正答率を確認できることが重要です。
5. 初見の模擬試験を複数残せる
同じ問題を短期間に繰り返すと、問題文の条件ではなく答えの位置を覚えてしまいます。復習用とは別に、受験前の実力確認に使う初見の模擬試験を確保してください。
6. 解説で解決しない疑問をその場で確認できる
SAP-C02では、条件を一つ変えるだけで正解が変わります。
「Direct ConnectではなくVPNならどうなる?」「オンプレミスへ残すデータがなければ別の構成になる?」のように、表示中の問題を前提として追加質問できると、サービスの暗記ではなく判断条件を学べます。
Cloud PassのSAP-C02問題集
Cloud Passでは、SAP-C02の学習用問題を528問、75問・180分の模擬試験を5セット収録しています。最初の10問は無料で試せます。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| 練習問題 | 全528問 |
| 無料体験 | 10問 |
| 模擬試験 | 75問 × 5セット |
| 選択肢別解説 | 正解とすべての不正解選択肢を理由付きで説明 |
| AIチューター | 表示中の問題について、その場で質問可能 |
| 学習分析 | 分野別正答率、全体の正答率、解答数などを確認 |
| 対応端末 | iPhone、iPad、Android |
解説を読んでも判断基準が分からない場合は、問題画面からAIチューターを開き、問題の条件に沿って質問できます。
- 「Bも接続自体はできるのに、なぜ不正解なの?」
- 「コストより移行時間が最優先なら答えは変わる?」
- 「この構成でTransit Gatewayが必要になる条件は?」
- 「SCTとDMSは、それぞれどこまで担当する?」

SAP-C02問題演習 · 無料10問・全528問・模擬試験5セット
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Cloud PassにはSAP-C02の問題を528問、75問・180分の模擬試験を5セット収録しています。回答後は全選択肢の理由を比較でき、分からない点は表示中の問題についてAIチューターへ質問できます。
SAP-C02の問題演習を3段階で進める
1段階目:分野別問題で判断の型を作る
最初の1周では正答率を気にしすぎず、誤答を次の4種類へ分けます。
| 誤答の種類 | 復習方法 |
|---|---|
| 知識不足 | 公式ドキュメントでサービスの用途と制約を確認 |
| 比較不足 | 最後まで迷った2つの選択肢を比較表にする |
| 条件の読み落とし | 問題文から現状・追加要件・前提条件・優先条件を抜き出す |
| 時間不足 | 15問、30問、75問の順に時間を測る |
長い解説をそのまま書き写す必要はありません。「なぜ正解か」と「最後まで迷った選択肢をなぜ除外したか」を1〜2行で残します。
2段階目:4分野の混合問題へ進む
分野別問題では、問題の見出しから問われるテーマを予測できます。各分野を一巡したら、分野名を表示しない混合問題で要件からテーマを判断してください。
同じ日に解く問題数より、翌日も判断基準を説明できるかを優先します。SAP-C02は1問が長いため、短時間の日に無理な問題数を設定すると解説を読む時間がなくなります。
3段階目:75問・180分の模擬試験で確認する
4分野を一巡したら、初見の模擬試験を受けます。確認するのは点数だけではありません。
- 75問を最後まで解くのにかかった時間
- 見直しに残せた時間
- 分野別の正答率
- 正解したが根拠を説明できなかった問題
- 後半に増えた読み落とし
AWS公式の750点は換算スコアであり、模擬試験の正答率75%と同じ意味ではありません。Cloud Pass編集部では、未回答の模擬試験を複数回受け、75〜80%前後を安定して取れる状態を、受験を検討する目安の一つとしています。これはAWS公式の合格基準ではありません。
SAP-C02問題集に関するよくある質問
SAP-C02の問題集は何問解けば十分ですか?
必要な問題数は、実務経験と弱点によって変わります。単純な問題数より、4分野を網羅し、初見問題を残し、すべての選択肢の理由を説明できることが重要です。同じ問題の答えを覚えた場合は、別の初見問題で判断できるか確認してください。
SAP-C02では長文問題だけが出ますか?
すべてが同じ長さではありませんが、複数の要件やサービスを含むシナリオ問題が多く、選択肢も長くなる傾向があります。短い知識問題だけでなく、長文を時間内に整理する練習が必要です。
SAP-C02の無料問題だけで合格できますか?
無料問題は、問題の難易度、解説の詳しさ、現在の理解度を確認するのに向いています。一方、4分野の弱点を把握し、75問を180分で解く集中力と時間配分を身につけるには、十分な問題数と複数の模擬試験が必要です。
問題を解くとき、問題文と選択肢のどちらから読みますか?
設問の最後にある問いを先に確認し、その後に現在の構成、変更できない条件、数値を拾う方法が使いやすいです。ただし、選択肢だけを先に読んでサービス名を当てようとすると、問題の制約を見落としやすくなります。
同じ模擬試験を何度も受けてもよいですか?
復習として再受験することには意味があります。ただし、点数が上がった理由が理解ではなく記憶である可能性があります。受験前の判断には、まだ解いていない別の模擬試験を使ってください。
SAP-C02の勉強方法と勉強時間も確認できますか?
AWS SAP-C02の勉強方法と8週間・12週間の学習計画で、経験別の勉強時間、1日30分・60分・90分の進め方、模擬試験を始める時期を確認できます。
SAP-C02はどのくらい難しいですか?
AWS SAPの難易度・合格率・合格点の解説で、SAA-C03との違い、公式合格率の有無、合格点750、3問の難易度チェックを確認できます。
まとめ
SAP-C02の問題集では、正解のサービス名を覚えるだけでは不十分です。
問題文から現状、追加要件、前提条件、優先条件を抜き出し、すべての選択肢について「どの条件を満たさないのか」を確認してください。
Cloud Passでは、無料10問からSAP-C02の問題演習を始められます。全528問、75問・180分の模擬試験5セット、全選択肢の解説、AIチューター、分野別の学習分析を使い、長文で迷う原因を一つずつ減らせます。
公式情報

SAP-C02問題演習 · 無料10問・全528問・模擬試験5セット
4問の続きは、アプリの無料10問で確認
Cloud PassにはSAP-C02の問題を528問、75問・180分の模擬試験を5セット収録しています。回答後は全選択肢の理由を比較でき、分からない点は表示中の問題についてAIチューターへ質問できます。



