AWS Certified AI Practitioner(AIF-C01)の問題集を選ぶときは、問題数だけでなく、似たAI用語や手法を、問題文の条件から区別できるかを確認することが重要です。
AIF-C01では、トークンや埋め込みといった基本用語に加え、プロンプトエンジニアリング、RAG、モデルのカスタマイズ、責任あるAI、セキュリティまで幅広く問われます。用語の定義だけを覚えても、用途の近い選択肢が並ぶと迷うことがあります。
この記事では、Cloud Passに収録しているAIF-C01 v3の問題から、無料練習問題を3問掲載しています。回答後は、正解の根拠だけでなく、選ばなかった選択肢が不正解となる理由もすべて確認できます。
掲載している問題は学習用に作成したもので、実際の認定試験問題を転載・再現したものではありません。
この記事でできること
- AIF-C01の無料練習問題を3問解く
- 正解と、すべての不正解選択肢の理由を確認する
- 問題文から判断の決め手を見つける
- AIF-C01問題集を選ぶ基準を確認する
- Cloud Passの無料10問へそのまま進む
AIF-C01の試験形式と出題範囲
AWS公式試験ガイドによると、AIF-C01はAIの概念とAWSのAIツールに関する基礎知識を検証するFoundationalレベルの試験です。AI・ML技術を必ずしも構築する立場ではなく、AI・MLソリューションを利用し、用途を説明できる人も対象に含まれます。
2026年4月30日に公開された試験ガイドの改訂1.1では、エージェンティックAI、コンテキストエンジニアリング、トークンベースの料金体系などが追加されています。古い問題集を使う場合は、現在の出題範囲まで扱っているか確認してください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験時間 | 90分 |
| 問題数 | 65問 |
| 出題形式 | 択一選択、複数選択、並べ替え、内容一致 |
| 採点対象 | 50問 |
| 採点対象外 | 15問。どの問題かは受験者には分からない |
| 合格点 | 1,000点満点中700点の換算スコア |
| 受験言語 | 日本語を含む複数言語 |
出題範囲は5分野です。
| 出題分野 | 公式比率 |
|---|---|
| 第1分野:AIとMLの基礎 | 20% |
| 第2分野:生成AIの基礎 | 24% |
| 第3分野:基盤モデルの応用 | 28% |
| 第4分野:責任あるAI | 14% |
| 第5分野:AIソリューションのセキュリティ、コンプライアンス、ガバナンス | 14% |
第2分野と第3分野を合わせると52%ですが、AI・MLの基本的な用途、責任あるAI、セキュリティも合否に関わります。生成AIだけに偏らず、5分野を横断して問題を解く必要があります。
無料練習問題3問の解き方
次の3問では、プロンプトエンジニアリング、基盤モデルの学習方法、生成AIの基本用語を扱います。次の順番で条件を整理してから回答してください。
- 問題が求める最終的な結果を確認する
- 学習、推論、検索、プロンプトのどの段階の話かを見分ける
- 数値や時間より先に、目的を満たさない選択肢を除外する
- 回答後に、選ばなかった選択肢の本来の用途も確認する
正解した問題でも、ほかの選択肢を使う場面を説明できなければ、別の言い回しで出題されたときに迷う可能性があります。
AIF-C01 無料練習問題
生成AIの判断問題を3問解いてみる
回答すると、正解だけでなく、選ばなかった選択肢が不正解となる理由もすべて表示されます。
第3分野 · 基盤モデルの応用
練習問題1:段階的な推論を引き出す
あるIT運用チームは、8〜12個の連続したサービスログと5つのメトリクス異常をLLMで分析し、インシデントの根本原因を診断しています。最終的な原因と対処方法の根拠として、途中の計算を含む番号付きの段階的な推論を出力させる必要があります。最も適切なプロンプトエンジニアリング手法はどれですか。
第2分野 · 生成AIの基礎
練習問題2:基盤モデルを最新情報へ追随させる
金融ニュースサービスは、毎日約12GBの多言語記事を取り込み、社内の基盤モデルへ24時間以内に最新情報を反映したいと考えています。従来の知識を維持するため、最新のチェックポイントから開始し、直近90日分のコーパスで毎日更新します。最も適切な学習戦略はどれですか。
第2分野 · 生成AIの基礎
練習問題3:トークンの意味を区別する
Amazon Bedrockを利用しているチームが、44語のチャットメッセージに対して1,536入力トークンと72出力トークンが課金されていることを確認しました。この文脈で、トークンとは何を指しますか。

AIF-C01問題演習 · 無料10問・全334問・模擬試験3セット
3問の続きは、アプリの無料10問で確認
Cloud PassにはAIF-C01の問題を334問、65問の模擬試験を3セット収録しています。回答後はすべての選択肢を比較でき、分からない点は表示中の問題についてAIチューターに質問できます。
3問から分かるAIF-C01の判断ポイント
プロンプト手法は「モデルに何をさせたいか」で区別する
練習問題1では、途中計算を含む段階的な推論を出力させる必要があります。決め手は、段階的な推論と途中の計算です。
Few-shot promptingは、いくつかの例を示して回答形式や振る舞いを伝える手法です。Zero-shot promptingは、例を示さずに指示だけでタスクを実行させます。Directional stimulus promptingは、ヒントや方向付けを追加して出力を誘導します。
一方、Chain-of-thought promptingは、問題を途中の段階へ分けて考えるよう促す手法です。選択肢に知っている単語があるかではなく、問題文がモデルにどのような処理過程を求めているかを確認してください。
モデルを更新するのか、外部情報を参照させるのか
練習問題2では、最新のチェックポイントから学習を続け、新しいコーパスを基盤モデルへ反映します。この条件は継続的事前学習に対応します。
似た問題では、RAGが選択肢に含まれる場合があります。RAGはモデルの重みを更新せず、検索した外部情報をプロンプトの文脈へ追加する方法です。継続的事前学習はモデルの学習を続ける方法であり、処理される場所が異なります。
- モデルの重みを更新せず、最新の社内情報を回答へ使う:RAG
- 新しいコーパスで基盤モデルの学習を続ける:継続的事前学習
- 特定のタスクや出力形式へモデルを調整する:ファインチューニング
問題文に「チェックポイント」「コーパス」「学習を継続」とあれば、検索やプロンプトではなく、モデルの学習方法を問われている可能性があります。
トークンと埋め込みを混同しない
練習問題3では、入力トークンと出力トークンが課金の単位として示されています。
トークンは、生成AIモデルが処理する単語、サブワード、記号などの単位です。埋め込みは、単語や文章の意味を数値の並びで表現したベクトルです。
| 用語 | 役割 |
|---|---|
| トークン | モデルが処理する入出力の単位 |
| 埋め込み | 意味や関係性を表すベクトル表現 |
| プロンプト | モデルへ渡す指示や文脈 |
| パラメータ | 学習によって得られたモデル内部の値 |
トークン数は、単純な単語数とは一致しません。料金、入力可能な長さ、出力可能な長さ、処理時間を比較する問題では、トークンが判断材料になります。
AIF-C01問題集を選ぶ5つの基準
1. 現行の試験ガイドに対応している
AWSの試験ガイドは定期的に見直されます。現在の5分野と対象サービスに対応し、更新日や対応バージョンが分かる問題集を選んでください。
2. すべての選択肢に解説がある
AIF-C01では、RAGとファインチューニング、トークンと埋め込み、公平性と説明可能性など、関連する概念が同じ問題に並ぶことがあります。
正解だけを覚えるのではなく、各選択肢がどのような用途なら正解になるかまで説明する問題集が適しています。
3. 用語問題とユースケース問題の両方がある
基本用語の確認だけでは、長い問題文から要件を拾う練習が不足します。反対に、シナリオ問題だけでは、自分が曖昧に理解している用語を見つけにくくなります。
短い知識問題と、条件を比較するユースケース問題の両方を解いてください。
4. 5つの出題分野を偏りなく練習できる
生成AIとAmazon Bedrockだけを学んでも、責任あるAIとセキュリティの合計28%が残ります。問題数だけでなく、分野別の収録数と正答率を確認できることが重要です。
5. 65問を通して解ける模擬試験がある
本番では65問を90分で解きます。単元ごとの練習とは別に、初めて見る65問を最後まで解き、迷った問題へ戻る時間を残す練習が必要です。
Cloud PassのAIF-C01問題集
Cloud Passでは、AIF-C01の問題を334問、65問で構成された模擬試験を3セット収録しています。最初の10問は無料で試せます。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| 練習問題 | 全334問 |
| 無料体験 | 10問 |
| 模擬試験 | 65問 × 3セット |
| 選択肢別解説 | 正解とすべての不正解選択肢を理由付きで説明 |
| AIチューター | 表示中の問題について、その場で質問可能 |
| 学習分析 | 分野別正答率、全体の正答率、解答数などを確認 |
| 対応端末 | iPhone、iPad、Android |
解説を読んでも分からない場合は、問題画面からAIチューターを開き、「RAGならどの条件が必要?」「Few-shot promptingとは何が違う?」と、その問題の文脈に沿って続けて質問できます。
問題演習と模擬試験の進め方
最初の1周は、間違えた理由を分類する
初めから高い正答率を目指す必要はありません。誤答の原因を次の3つに分けると、復習する内容を決めやすくなります。
- 用語やAWSサービスを知らなかった
- 似た概念の違いを説明できなかった
- 問題文の目的や制約を読み落とした
分野別演習で弱点を補う
問題演習で弱い分野が分かったら、その分野を優先します。第2分野と第3分野で迷う場合は、用語を個別に覚えるより、プロンプト、RAG、モデルのカスタマイズを同じ表で比較すると整理しやすくなります。
模擬試験は初見のセットを残しておく
同じ問題を短期間に繰り返すと、答えの位置を覚えたことで点数が上がる場合があります。復習用とは別に、受験前の実力確認に使う初見の模擬試験を残してください。
具体的な学習順序と1・2・4週間の計画は、AIF-C01の勉強方法と勉強時間で解説しています。試験を受ける時期に迷っている場合は、AIF-C01の難易度と合格点も確認してください。
よくある質問
AIF-C01ではどのような問題が出ますか?
AWS公式試験ガイドには、択一選択、複数選択、並べ替え、内容一致の4形式が記載されています。AI・MLの基本用語だけでなく、生成AIの用途、基盤モデルの選択とカスタマイズ、責任あるAI、セキュリティなどが問われます。
AIF-C01の問題集は何問あれば十分ですか?
問題数だけでは判断できません。5分野を網羅し、すべての選択肢の理由を確認できることが重要です。復習用とは別に、初見の65問を複数セット残せる問題数があると実力を確認しやすくなります。
無料問題だけで合格できますか?
無料問題は、現在の理解度と解説の分かりやすさを確認する用途に適しています。一方、5分野の弱点を把握し、65問を90分で解く練習をするには、十分な問題数と複数の模擬試験が必要です。
AIF-C01に実技試験やコーディング問題はありますか?
実際にコードを書いたり、AWS環境を操作したりする実技試験ではありません。AWS公式試験ガイドでも、モデルやアルゴリズムの開発、特徴量エンジニアリング、ハイパーパラメータの調整、AI・MLパイプラインの構築は試験範囲外とされています。
模擬試験では何点を目標にすればよいですか?
AWS公式の合格点700は換算スコアであり、模擬試験の正答率70%と同じではありません。Cloud Pass編集部では、初めて解く複数の模擬試験で80%前後を安定して取れる状態を一つの目安にしています。これはAWS公式の合格基準ではありません。
まとめ
AIF-C01の問題集では、用語を覚えるだけでなく、問題文の目的から似た概念を区別する練習が必要です。
問題を解いた後は、正解の理由だけでなく、すべての不正解選択肢について「どの条件に合わないのか」「どのような場面なら使えるのか」を確認してください。
Cloud Passでは、無料10問からAIF-C01の問題演習を始められます。全334問、65問の模擬試験3セット、選択肢別解説、AIチューター、分野別の学習分析を使い、曖昧な理解を一つずつ解消できます。
公式情報

AIF-C01問題演習 · 無料10問・全334問・模擬試験3セット
3問の続きは、アプリの無料10問で確認
Cloud PassにはAIF-C01の問題を334問、65問の模擬試験を3セット収録しています。回答後はすべての選択肢を比較でき、分からない点は表示中の問題についてAIチューターに質問できます。



