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AWS SAAの勉強方法|未経験から合格を目指す8週間ロードマップ

AWS SAA(SAA-C03)の勉強方法を、未経験者向けの8週間プラン、経験者向けの4週間プラン、毎日の学習ルーティン、問題演習と復習の進め方に分けて解説します。

更新 2026年7月28日12Cloud Pass コンテンツチーム

全1,007問・模擬試験10セット

学習計画を立てたら、今日の問題演習を始める

SAA-C03の8週間学習ロードマップを進めるCloud Passのチューター

AWS SAA(SAA-C03)を勉強するうえで大切なのは、教材を最後まで読んでから問題を解くことではありません。早い段階で問題を解き、迷った理由を見つけ、必要な知識だけを補うことです。

SAA-C03では、サービス名を知っているだけでなく、可用性、セキュリティ、性能、運用負荷、コストといった条件を比較して、最も適切な構成を選ぶ力が問われます。知識を身につける学習と、問題文から判断条件を見つける練習を並行しましょう。

最初に決めること

  • AWS未経験なら8週間、IT経験者なら4週間を基本にする
  • 1週目から少しずつ問題演習を始める
  • 正解数ではなく、選択肢を判断した根拠を記録する
  • 仕上げの2週間は65問・130分の模擬試験を使う
  • 同じ問題の答えを暗記するのではなく、初見の問題で実力を確認する

SAA-C03の難易度や合格点を先に確認したい方は、こちらの記事で試験形式と必要な勉強時間の目安を解説しています。

SAA-C03対策は「問題を解く→弱点を補う」が基本

AWS公式の試験準備ページでも、試験形式を理解し、知識を補い、問題演習と公式模擬試験で準備状況を確認する流れが案内されています。Cloud Pass 編集部では、この流れを日々の学習に落とし込み、次の5段階で進めることを勧めています。

  1. まず20〜30問を解き、現在地を確認する
  2. 間違えた問題から、理解が不十分なサービスや見落としやすい判断条件を特定する
  3. 必要な範囲だけ学び直し、関連問題を解く
  4. すべての選択肢について正誤の理由を確認する
  5. 65問の模擬試験で、正答率と時間配分を確認する

先に全サービスを覚えようとすると、試験で問われにくい細部まで学習範囲が広がりがちです。問題を起点にすれば、「何を知らないのか」だけでなく、「知っているのに、どの条件を読み落としたのか」も分かります。

未経験者向け:8週間の勉強スケジュール

ITとAWSのどちらも未経験、またはAWSをほとんど触ったことがない場合は、8週間を基本にします。1日60〜90分、週5〜6日を想定した計画です。学習時間を確保しにくい場合は、各週を10日程度に延ばしてください。

学ぶ内容問題演習の目的
1週目リージョン、AZ、IAM、VPC、EC2、S3の基礎20〜30問で現在地を確認する
2週目セキュアなアーキテクチャIAM、KMS、暗号化、ネットワーク制御の違いを整理する
3週目レジリエントなアーキテクチャMulti-AZ、Auto Scaling、バックアップ、災害復旧を比較する
4週目高パフォーマンスなアーキテクチャコンピューティング、ストレージ、データベース、ネットワークの選択基準を整理する
5週目コストを最適化したアーキテクチャ購入オプション、ストレージクラス、サーバーレスの使い分けを確認する
6週目4分野を混ぜたシナリオ問題サービス名ではなく、要件から答えを選ぶ練習をする
7週目65問・130分の模擬試験時間配分と分野別の弱点を確認する
8週目模擬試験と弱点の再演習初見の問題でも安定して判断できるか確認する

1〜5週目も問題演習を続けることが重要です。その週に学ぶ分野の問題を解き、間違えたら解説を読んでから関連知識へ戻ります。6週目以降は出題分野が混在する問題を解き、要件に応じて判断軸を切り替える練習を増やします。

SAA-C03対策 · 全1,007問・模擬試験10セット

学習計画を立てたら、今日の問題演習を始める

Cloud Passでは全1,007問と模擬試験10セットを収録。すべての選択肢を理由付きで復習でき、分からないことは表示中の問題の内容を踏まえて回答するAIチューターに質問できます。

IT経験者向け:4週間の短期プラン

ネットワーク、データベース、可用性などの基礎を理解している場合は、4週間程度に短縮できます。ただし、オンプレミスで慣れた構成よりも、AWSのマネージドサービスを使って運用負荷を下げる構成が正解になることがあります。初日から問題を解き、AWS特有の判断基準を確認してください。

進め方
1週目実力診断問題を解き、4分野を一巡する。知らなかったサービスだけでなく、最後まで迷った選択肢の組み合わせも記録する
2週目セキュリティとレジリエンスを重点的に演習する。IAM、KMS、VPC、Multi-AZ、災害復旧を比較する
3週目高パフォーマンスとコスト最適化を演習し、65問の模擬試験を1回行う
4週目模擬試験を2〜3回行い、弱い分野だけを関連問題で補強する

2週間での受験は、AWSを日常的に設計・運用している人向けです。未経験者が短期間で問題の答えだけを覚えても、条件が変わると判断できません。受験日を先に決めている場合でも、学習範囲を削るより、毎日の学習時間を増やすほうが安全です。

1日30分・60分・90分の学習ルーティン

学習を続けるには、時間ごとに「何問解くか」だけでなく、「どこまで復習するか」を決めておきます。

使える時間学習ルーティン
30分8〜10問を解き、迷った問題を2〜3問だけ深く復習する
60分15〜20問を解き、全選択肢の理由を確認し、理解が曖昧な概念を1つ整理する
90分20〜30問を解き、誤答分析と関連問題の解き直しまで行う

問題数は目安です。長いシナリオ問題が続く日は、予定より少なくても問題ありません。雑に30問を終えるより、10問について「なぜほかの選択肢ではないのか」を説明できるほうが得点につながります。

毎回の問題演習で残すメモ

長いノートを作る必要はありません。次の4項目だけを1〜2行で記録します。

  • 問題の最優先要件
  • 正解を選ぶ決め手
  • 最後まで迷った選択肢
  • 同じ判断基準が使える条件

例えば「固定IPが必要ならNLB + Elastic IPを確認。Webという言葉だけでALBを選ばない」のように、次の問題で使える判断ルールにします。

正解よりも「すべての選択肢の理由」を確認する

SAA-C03では、不正解の選択肢も一部の条件を満たしていることがあります。正解の説明だけを読んでも、似た構成が出たときに再び迷います。

復習では、各選択肢について次の順番で確認します。

  1. 技術的に実現できるか
  2. 問題文の必須条件をすべて満たすか
  3. 可用性やセキュリティを損なっていないか
  4. 不要な運用負荷やコストを増やしていないか
  5. AWSのマネージドサービスで置き換えられないか

正解した問題でも、消去法の根拠が曖昧なら復習対象です。反対に、間違えても判断条件を言葉にできれば、次に同じような問題が出たときに判断を修正できます。

実際の問題を使って選択肢の比較方法を確認したい方は、【無料問題3問】AWS SAA問題集・模擬試験で3つの学習用問題に挑戦できます。

分からない点は、問題の内容を共有したままAIチューターに聞く

一般的な検索では、問題文の条件をもう一度説明しなければなりません。Cloud PassのAIチューターは表示中の問題の内容を踏まえて回答するため、「Bも可能に見えるのに、なぜ不正解なの?」のように、その場で質問できます。

例えば、固定IPが必要なロードバランサーの問題で、次のように確認できます。

質問

ALBはWeb向けなのに、なぜこの問題ではNLBなの?

AIチューターの回答例

この問題の決め手は、Web通信であることよりも「顧客のファイアウォールに固定IPを登録する必要があること」です。ALBにElastic IPを直接割り当てることはできません。一方、NLBは有効にしたAZごとにElastic IPを割り当てられるため、固定IPと負荷分散を両立できます。既存のALBを維持しながらグローバルな固定IPが必要なら、AWS Global Acceleratorも比較対象になります。

答えを教えてもらうだけでなく、「問題文のどの言葉が決め手か」「似たサービスを選ぶ条件は何か」まで聞くと、次の問題でも使える知識になります。

模擬試験は7週目まで待たなくてもよい

65問構成の模擬試験は、知識が完成してから受けるものではありません。学習の中盤で一度受けると、知識不足だけでなく、問題文を読む速度や集中力の課題も分かります。

1回目:現在地を測る

点数は気にせず、130分で最後まで解けるかを確認します。終了後は、分野別の正答率と、間違いの原因を確認します。

2回目以降:改善できたかを確認する

前回と異なる問題セットを使い、弱い分野の正答率と時間配分が改善したかを見ます。同じ模擬試験を短期間で繰り返すと、問題を覚えたことで点数が上がるため、実力を判断しにくくなります。

受験時期を判断する目安

Cloud Pass 編集部では、次の状態を一つの目安にしています。これはAWS公式の合格基準ではありません。

  • まだ解いていない複数の模擬試験で80%前後を安定して取れる
  • 4分野のうち、極端に正答率が低い分野がない
  • 正解だけでなく、不正解の選択肢を除外した理由も説明できる
  • 130分以内に65問を解き、見直す時間を残せる

SAA-C03の勉強でよくある失敗

参考書を読み終えるまで問題を解かない

知識が完成するのを待つと、問題文の読み方を練習する時間が不足します。最初の週から少量の問題を解き、学んだ知識がどのように問われるかを確認してください。

サービスの説明だけを暗記する

「Amazon S3はオブジェクトストレージ」と覚えるだけでは不十分です。ストレージクラス、耐久性、可用性、アクセス頻度、取り出し時間、ライフサイクルといった選択条件まで整理します。

同じ模擬試験の点数だけを上げる

短期間に繰り返すと、答えや選択肢の位置を覚えてしまいます。模擬試験は異なるセットを使い、同じ設計原則を別のシナリオでも適用できるか確認します。

教材を増やしすぎる

新しい教材に変えるたびに、同じ基礎範囲を最初から読むことになります。基礎を学ぶ教材、問題演習、模擬試験の3つに絞り、弱点が見つかったときだけ公式ドキュメントで補います。

不正解の選択肢を読まない

最後の2択で迷う原因は、不正解の条件を整理できていないことです。正解した問題でも、迷った選択肢は必ず理由を確認してください。

試験直前7日間の進め方

直前に新しいサービスを広く学ぶより、間違いの多い判断パターンを修正します。

やること
7日前65問の模擬試験を受け、弱い分野を1〜2個に絞る
6〜5日前弱い分野の解説と関連問題を復習する
4日前別の模擬試験を受け、改善したか確認する
3〜2日前誤答メモ、サービス比較、頻出の設計原則を見直す
前日新しい問題を増やさず、短い復習で終える
当日迷う問題に印を付け、最後まで解いてから見直す

前日は長時間の模擬試験を詰め込まず、睡眠時間を確保します。試験中は1問に時間を使いすぎず、分からない問題を見直し対象にして先へ進みます。

AWS SAAの勉強方法に関するよくある質問

AWS未経験でもSAA-C03に合格できますか?

可能です。ただし、リージョン、AZ、IAM、VPC、EC2、S3、RDSなどの基礎を学びながら、1週目から少しずつ問題演習を始める必要があります。未経験者は8週間を基本にし、模擬試験の結果に合わせて延長してください。

CLF-C02に合格してからSAAを受けるべきですか?

必須ではありません。AWS公式もSAA-C03の受験に前提条件となる資格を設けていません。ただし、クラウド用語やAWSの主要サービスに不安がある場合は、CLF-C02の範囲を先に学ぶとSAAの問題文を理解しやすくなります。

1日何時間勉強すればよいですか?

未経験者は1日60〜90分、IT経験者は1日45〜60分を一つの目安にしてください。長時間を週末だけ確保するより、毎日問題を解いて判断基準を繰り返し使うほうが定着しやすくなります。

模擬試験はいつから始めますか?

全範囲の基礎を一巡した時点で、1回目を受けます。8週間プランなら5〜6週目でも構いません。初回は合否を判断するためではなく、時間配分と弱点を見つけるために使います。

参考書だけで合格できますか?

参考書は知識を体系的に学ぶのに向いていますが、SAA-C03では長い問題文から条件を抜き出し、似た選択肢を比較する練習も必要です。参考書と問題演習、時間を測った模擬試験を組み合わせてください。SAA-C03対応の参考書と黒本の比較では、現在の知識や学習目的に合う1冊の選び方をまとめています。

まとめ:今日から問題を解き、学習計画を修正する

SAA-C03の勉強方法は、教材を順番に消化するだけではありません。最初に問題を解いて現在地を知り、弱い分野を学び、すべての選択肢の理由を比較し、模擬試験で時間配分を確認する流れを繰り返します。

AWS未経験なら8週間、IT経験者なら4週間を基本にし、模擬試験の結果に合わせて計画を調整しましょう。今日の学習時間を決めたら、まずは10問だけ解き、迷った理由を一つ記録するところから始めてください。

公式情報

SAA-C03対策 · 全1,007問・模擬試験10セット

学習計画を立てたら、今日の問題演習を始める

Cloud Passでは全1,007問と模擬試験10セットを収録。すべての選択肢を理由付きで復習でき、分からないことは表示中の問題の内容を踏まえて回答するAIチューターに質問できます。