AWSクラウドプラクティショナー(CLF-C02)の過去問を探している方は、問題と答えを覚えるのではなく、問題文の条件から正解を判断できる練習問題を選んでください。
AWS公式サイトによると、認定試験の内容を開示・配布することはAWS認定プログラム契約違反にあたります。そのため、本試験で実際に出題された問題を集めた公式の「過去問」は公開されていません。
この記事に掲載する3問は、AWS公式試験ガイドの出題範囲と設問形式を基に作成した学習用の練習問題です。実際の認定試験問題を転載したものではありません。 それぞれ実際に回答でき、回答後はすべての選択肢について正解・不正解の理由を確認できます。
この記事でできること
- CLF-C02形式の無料練習問題を3問解く
- 正解だけでなく、すべての不正解選択肢の理由を確認する
- 問題文から正解を絞るための手掛かりをつかむ
- 問題集と模擬試験を選ぶ基準を確認する
- Cloud Passの無料10問へそのまま進む
CLF-C02の過去問は公開されている?
AWSでは、認定試験の内容を開示したり配布したりすることを禁止しています。受験者の記憶を基に本試験の問題を再現した、いわゆるダンプ問題の利用は避けてください。
一方、AWSは公式試験ガイドで、出題分野、設問形式、対象となるサービスや概念を公開しています。試験対策では、この範囲に沿って作成された練習問題や公式練習問題集を使います。
検索すると「過去問」「本番問題」と書かれた問題集が見つかりますが、次の点を確認しましょう。
- 実際の試験問題を転載したものではないと明記されている
- 現行のCLF-C02試験ガイドに対応している
- 正解だけでなく、不正解の理由も説明されている
- 4つの出題分野を網羅している
- 問題と解説が現在のAWSサービスに合わせて更新されている
CLF-C02の問題形式と出題分野
CLF-C02には、正しい選択肢を1つ選ぶ択一選択問題と、5つ以上の選択肢から2つ以上の正解を選ぶ複数選択問題があります。不正解の選択肢も一見もっともらしく作られるため、サービス名だけの暗記では対応しにくい試験です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 問題数 | 65問 |
| 試験時間 | 90分 |
| 設問形式 | 択一選択、複数選択 |
| 採点対象 | 50問 |
| 採点対象外 | 15問。どの問題かは受験者には分からない |
| 合格点 | 1,000点満点中700点の換算スコア |
出題範囲は次の4分野です。
| 分野 | 出題比率 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 第1分野:クラウドのコンセプト | 24% | クラウドの価値、移行戦略、クラウドエコノミクス |
| 第2分野:セキュリティとコンプライアンス | 30% | 責任共有モデル、IAM、セキュリティ、コンプライアンス |
| 第3分野:クラウドテクノロジーとサービス | 34% | コンピューティング、ストレージ、ネットワーク、データベースなど |
| 第4分野:請求、料金、およびサポート | 12% | 料金モデル、コスト管理、請求、AWS Support |
問題集を選ぶときは、問題数だけでなく、この4分野を偏りなく練習できるかを確認してください。
無料練習問題3問の解き方
次の3問は、異なる分野から出題しています。各問題を次の順番で解いてください。
- 問題文が求めているものを一言でまとめる
- 決め手になりそうな条件を探す
- 各選択肢が条件を満たすか比較する
- 回答後に、選ばなかった選択肢の用途も確認する
正解できても、他の選択肢が不正解となる理由を説明できなければ復習が必要です。
CLF-C02 無料練習問題
3問を実際に解いてみましょう
正解を見る前に問題文の決め手を探してください。回答後は、選ばなかった選択肢の理由まで確認できます。
第1分野 · クラウドのコンセプト
練習問題1:需要に合わせたリソース調整
あるECサイトでは、セール期間だけアクセス数が大きく増えます。通常時は余分なリソースを抱えず、需要の増減に合わせてコンピューティング容量をすばやく調整したいと考えています。この要件を表すクラウドの特性はどれですか。
第2分野 · セキュリティとコンプライアンス
練習問題2:責任共有モデル
ある企業がAmazon EC2インスタンス上でWebアプリケーションを運用しています。AWSの責任共有モデルにおいて、利用者が担当する作業はどれですか。
第3分野 · クラウドテクノロジーとサービス
練習問題3:複数の宛先への通知
ある監視システムは、アプリケーションでエラーが発生したときに、同じ通知をEメール、SMS、HTTPSエンドポイントへ配信する必要があります。トピックを使った発行/購読モデルで通知を配信できるAWSサービスはどれですか。

CLF-C02問題演習 · 無料10問・全700問・模擬試験4セット
解き方を確認したら、次の無料問題へ
Cloud PassにはCLF-C02の問題を700問、模擬試験を4セット収録しています。すべての選択肢について正解・不正解の理由を確認でき、分からない点は表示中の問題内容を踏まえて回答するAIチューターにその場で質問できます。
3問から分かるCLF-C02の解き方
用語の定義ではなく、問題文の状況と結び付ける
練習問題1では、「アクセスが増減する」「必要な容量だけを使う」という条件から弾力性を選びます。弾力性の定義を暗記するだけでなく、どのような状況で必要になる性質なのかを理解しておくことが重要です。
高可用性、耐障害性、弾力性は、いずれもクラウドの利点として登場します。それぞれを次のように区別してください。
| 用語 | 判断の手掛かり |
|---|---|
| 高可用性 | 停止時間を減らし、サービスを利用できる状態を保つ |
| 耐障害性 | 一部に障害が起きても機能を継続する |
| 弾力性 | 需要に合わせてリソースを増減する |
| スケーラビリティ | 負荷の増加に対応できるよう処理能力を拡張する |
利用するサービスによって責任範囲が変わる
練習問題2では、Amazon EC2を利用している点が決め手です。AWSは物理施設、物理サーバー、ハイパーバイザーなどを管理します。一方、利用者はゲストOS、アプリケーション、データ、セキュリティグループなどを適切に設定・管理します。
同じデータベースでも、EC2上へ自分で構築する場合とAmazon RDSを利用する場合では、AWSが管理する範囲が異なります。責任共有モデルは一つの固定された表として覚えず、サービスの管理レベルと一緒に整理しましょう。
サービス名ではなく、役割の違いを比較する
練習問題3では、Amazon CloudWatchとAmazon SNSの両方が通知に関係するため迷いやすくなっています。
- Amazon CloudWatch:メトリクス、ログ、アラームなどを使って監視する
- Amazon SNS:トピックに発行されたメッセージを複数の宛先へ配信する
CloudWatchアラームからSNSトピックへ通知を送る構成は可能です。しかし、問題で直接求められているのは、Eメール、SMS、HTTPSへメッセージを配信する発行/購読サービスです。その役割を担うAmazon SNSを選びます。
CLF-C02問題集を選ぶ5つの基準
1. 現行の試験ガイドに対応している
CLF-C01向けの古い教材や、更新日の分からない問題集は避けます。CLF-C02の4分野と対象サービスに対応していることを確認してください。
2. すべての選択肢に解説がある
「正解はBです」だけでは、別の問題でAやCが正解になったときに対応できません。不正解の選択肢についても、本来の用途と問題の条件に合わない理由を確認できる問題集を選びます。
3. 4分野をバランスよく学べる
主要なAWSサービスだけに偏らず、クラウドの概念、セキュリティ、料金、サポートも含まれている必要があります。分野別の正答率を確認できると、復習すべき範囲を絞りやすくなります。
4. 初見問題を残せるだけの問題数がある
同じ問題を短期間に繰り返すと、理解していなくても選択肢の位置を覚えて正解できます。復習用とは別に、受験前の実力確認に使う初見問題を残しておきましょう。
5. 本番と同じ長さの模擬試験がある
本番は65問・90分です。模擬試験では、知識だけでなく、迷った問題をいったん飛ばす判断や見直し時間の確保も練習します。
Cloud PassのCLF-C02問題集
Cloud Passでは、CLF-C02の問題を700問、65問で構成された模擬試験を4セット収録しています。最初の10問は無料で体験できます。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| 練習問題 | 全700問 |
| 無料体験 | 10問 |
| 模擬試験 | 4セット |
| 選択肢別解説 | 正解とすべての不正解選択肢を理由付きで説明 |
| AIチューター | 表示中の問題について、その場で質問可能 |
| 学習分析 | 分野別正答率、全体の正答率、解答数などを確認 |
| 対応端末 | iPhone、iPad、Android |
分からない問題では、AIチューターに「なぜCではないの?」「この条件がなければどれを選ぶ?」と続けて質問できます。解説を読むだけで理解できない部分を、その問題の画面から移動せずに確認できます。
問題演習と模擬試験の進め方
基礎学習と問題演習を並行する
参考書を最後まで読んでから問題集を始める必要はありません。一つの分野を学んだら、その日のうちに5〜10問を解き、学んだ内容がどのように問われるかを確認します。
間違えた原因を3つに分ける
誤答は、次のいずれかに分類します。
- 用語やサービスを知らなかった
- 似たサービスとの違いが曖昧だった
- 問題文の条件を読み落とした
原因が分かれば、教材へ戻るべきか、サービスを比較すべきか、問題を読む練習を増やすべきかを判断できます。
模擬試験は初見のセットで確認する
同じ模擬試験を繰り返して高得点を取っても、答えを覚えている可能性があります。受験準備が整ったかを確認するときは、まだ解いていない模擬試験を使ってください。
具体的な学習計画は、AWSクラウドプラクティショナーの勉強方法・勉強時間で解説しています。試験の難しさや合格点は、AWSクラウドプラクティショナーの難易度・合格率・合格点を参考にしてください。
よくある質問
AWSクラウドプラクティショナーの過去問は無料で見られますか?
実際の認定試験問題を集めた公式の過去問は公開されていません。AWS公式の練習問題や、公式試験ガイドに沿って作成された無料練習問題を利用してください。本記事の3問も学習用に作成した問題です。
問題集は何周すればよいですか?
周回数よりも、判断根拠を説明できるかを重視してください。1周目で弱点を見つけ、2周目で正解と不正解の理由を確認し、その後は別の初見問題で同じ知識を使えるか確かめます。
1日何問解けばよいですか?
30分なら5〜10問、60分なら10〜20問が一つの目安です。解いた問題数よりも、すべての選択肢の理由まで確認できたかを優先してください。
無料問題だけで合格できますか?
無料問題は、現在の知識や問題集の解説が自分に合うかを確認するのに向いています。ただし、4分野の弱点を見つけ、65問を90分で解く練習をするには、十分な問題数と複数の模擬試験が必要です。
模擬試験は何点取ればよいですか?
AWS公式の合格点は1,000点満点中700点の換算スコアであり、模擬試験の正答率へそのまま置き換えることはできません。Cloud Pass編集部では、初めて解く複数の模擬試験で80%前後を安定して取れることを一つの目安としています。これはAWS公式の合格基準ではありません。
まとめ
AWSクラウドプラクティショナーの過去問を探すときは、実際の試験問題を暗記するのではなく、CLF-C02の出題範囲に沿った練習問題で判断の根拠を身につけましょう。
問題を解いた後は、正解だけでなく、すべての選択肢について「どのような用途で使うのか」「問題文のどの条件に合わないのか」を確認します。初見のシナリオでもサービスを選べるようになれば、本番にも対応しやすくなります。
Cloud Passでは、無料10問からCLF-C02の問題演習を始められます。選択肢別の解説、AIチューター、分野別の学習分析を使い、分からない理由を一つずつ解消してください。
公式情報

CLF-C02問題演習 · 無料10問・全700問・模擬試験4セット
解き方を確認したら、次の無料問題へ
Cloud PassにはCLF-C02の問題を700問、模擬試験を4セット収録しています。すべての選択肢について正解・不正解の理由を確認でき、分からない点は表示中の問題内容を踏まえて回答するAIチューターにその場で質問できます。



