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Microsoft AzureAZ-104

AZ-104の難易度は?必要な実務経験・勉強時間・合格ラインを解説

AZ-104(Microsoft Azure Administrator)の難易度を経験別に解説。AZ-900との違い、合格点700の意味、勉強時間の目安を無料問題3問とともに整理します。

更新 2026年7月28日16Cloud Pass コンテンツチーム

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AZ-104の難易度と勉強時間を説明するCloud Passのチューター

AZ-104(Microsoft Azure Administrator)は、Microsoft認定資格で中級に位置付けられている試験です。Azureサービスの概要を知っているだけではなく、組織の環境でID、ストレージ、コンピューティング、ネットワーク、監視をどのように構成・運用するか判断する力が求められます。

そのため、AZ-900に合格した直後でも、Azureを実際に操作した経験が少ないと難しく感じることがあります。一方、Azureの管理経験がある人にとっては、普段扱わない分野を補うことで十分に合格を目指せる難易度です。

この記事では、AZ-104の難易度を経験別に整理し、難しく感じる理由、合格点700の意味、勉強時間の目安を解説します。途中の無料問題3問では、自分が管理シナリオから要件を読み取れるか確認できます。

先に結論

  • AZ-104はMicrosoft認定資格の中級試験
  • OS、ネットワーク、サーバー、仮想化の基礎に加え、Azureを操作した経験が求められる
  • 合格点は1,000点満点中700点以上。ただし正答率70%という意味ではない
  • MicrosoftはAZ-104の公式合格率を公表していない
  • 勉強時間の目安は、Azure未経験なら60〜100時間、管理経験者なら30〜50時間
  • 難しさの中心は、似た機能をシナリオの要件に合わせて使い分けること

この記事の勉強時間と体感難易度は、Microsoftの公式基準ではありません。Cloud Pass編集部が学習計画を立てるために設定した目安であり、最初に解いた問題の結果と実務経験に応じて調整してください。

AZ-104の難易度は中級

Microsoftの公式資格ページでは、Azure Administrator Associateのレベルを中級としています。受験者には、組織のAzure環境における仮想ネットワーク、ストレージ、コンピューティング、ID、セキュリティ、ガバナンスの実装・管理・監視に関する知識が求められます。

項目AZ-104の内容
資格名Microsoft Certified: Azure Administrator Associate
レベル中級
試験時間100分
合格点1,000点満点中700点以上
受験言語日本語を選択可能
更新頻度12か月
主な対象Azure環境を実装・管理・監視する管理者

Microsoftは、OS、ネットワーク、サーバー、仮想化を理解し、PowerShell、Azure CLI、Azure portal、ARMテンプレートまたはBicep、Microsoft Entra IDを扱った経験がある受験者を想定しています。

受験資格として実務経験が必須という意味ではありません。ただし、ポータル画面やコマンドに一度も触れず、用語だけを暗記する学習では、設定やトラブルシューティングを問う問題に対応しにくくなります。

経験によってAZ-104の難易度はどう変わる?

AZ-104の体感難易度は、ITの基礎だけでなく、Azure環境をどの程度管理したことがあるかで大きく変わります。

現在の経験体感難易度の目安勉強時間の目安学習期間の目安
IT・クラウドともに未経験高い100〜160時間8〜12週間
IT経験あり・Azure未経験やや高い60〜100時間5〜8週間
Azureを管理した経験がある標準的30〜50時間3〜5週間

ITもクラウドも未経験の場合

最初に、IPアドレス、サブネット、DNS、認証、仮想化、冗長性などの基礎を学ぶ必要があります。Azure固有のサービスを学ぶ前に理解すべき用語が多いため、体感難易度は高くなります。

100〜160時間を目安に、基礎学習、Microsoft Learn、Azureの操作、問題演習を並行してください。AZ-900の範囲を先に学ぶ方法もありますが、AZ-900への合格はAZ-104受験の前提条件ではありません。

IT経験はあるがAzure未経験の場合

サーバーやネットワークの知識は役立ちますが、オンプレミスの運用方法をそのままAzureへ当てはめると、マネージドサービスやAzure独自のガバナンス機能を選べないことがあります。

60〜100時間を目安に、Microsoft Learnで5分野を学びながら、Azure portalとCLIで主要な設定を一度は試しましょう。特にMicrosoft Entra ID、Azure Policy、ストレージのアクセス制御、VNet接続、Azure Monitorは、機能同士の違いを比較する必要があります。

Azureを業務や学習で管理した経験がある場合

実務経験があれば、問題文の構成や管理操作を理解しやすくなります。ただし、普段扱うサービスに知識が偏る点には注意が必要です。

30〜50時間を目安に、最初の模擬試験で未経験の分野を特定してください。日常業務でVMとVNetを扱っていても、ID、Blobのライフサイクル、Site Recovery、Bicepなどが弱ければ、公式学習ガイドへ戻って補います。

AZ-104が難しいと感じる6つの理由

1. 5つの分野を横断して管理する

2026年4月17日時点の公式学習ガイドでは、試験範囲が次の5分野に分かれています。

出題分野比率難しくなりやすいポイント
Azure IDとガバナンスの管理20〜25%Microsoft EntraロールとAzure RBAC、Policy、スコープの区別
ストレージの実装と管理15〜20%SAS、アクセスキー、冗長性、BlobとAzure Filesの設定
コンピューティングリソースのデプロイと管理20〜25%VM、App Service、コンテナー、ARMテンプレート、Bicep
仮想ネットワークの実装と管理15〜20%NSG、ルート、ピアリング、VPN、名前解決、負荷分散
Azureリソースの監視と保守10〜15%Azure Monitor、Network Watcher、バックアップ、Site Recovery

すべての分野が10%以上を占めます。得意なVMとネットワークだけで不足分を補うのではなく、5分野すべてで基本問題を判断できる状態を目指す必要があります。

2. Microsoft EntraロールとAzure RBACを区別する

「ユーザーを管理する権限」と「サブスクリプション内のリソースを管理する権限」は、同じロールではありません。

  • Microsoft Entraロール:ユーザー、グループ、テナントのID機能を管理
  • Azure RBACロール:サブスクリプション、リソースグループ、リソースへのアクセスを管理

問題文の対象がテナントなのか、Azureリソースなのかを確認せずにロール名だけを見ると、似た選択肢で迷いやすくなります。

3. 実行手順や「最初に行う操作」が問われる

AZ-104では、最終的な構成だけでなく、要件を満たすための前提条件や操作順序も問われます。

たとえば、Marketplaceイメージを自動デプロイする前の利用規約への同意、ポイント対サイト接続に対応するVPN Gateway SKU、App ServiceをVNetへ接続する方向などです。サービスの用途だけでなく、構成できる条件まで理解する必要があります。

4. 正解以外の選択肢にも一部正しい要素がある

Azure Monitor、Service Health、Application Insights、App Serviceのログは、いずれも監視や診断に関係します。しかし、プラットフォーム障害を知りたいのか、アプリ内部の例外をリアルタイムで見たいのかによって正解は変わります。

問題演習では正解だけを覚えず、「その選択肢は何を確認する機能か」「どの要件を満たせないか」を比較してください。

5. 日本語と英語の製品名が混在する

日本語で受験しても、ポータルやコマンドでは英語の名称が使われます。Assigned rolesConnection monitorRecovery Services vaultなど、日本語訳と英語名をセットで確認すると判断が速くなります。

また、古い教材ではAzure Active Directory(Azure AD)と書かれている場合があります。現在の名称はMicrosoft Entra IDです。旧称が出たときに同じサービスだと分かるようにしておきましょう。

6. 100分で管理シナリオを読み取る

試験時間は100分です。短い知識問題だけでなく、複数のリソース、現在の構成、満たすべき要件が書かれた問題もあります。

問題文を最初から何度も読み直すのではなく、次の順番で整理すると判断しやすくなります。

  1. 最終的に実現すること
  2. 現在の構成
  3. 変更できない条件
  4. 最小権限、最小コスト、最小作業などの優先条件
  5. 接続元と接続先、通信方向

無料問題3問でAZ-104の難易度を確認

次の3問は、Cloud Passで提供しているAZ-104 v2問題を基に、日本語で学習できるよう表現を整えたものです。ID、監視、ネットワークから出題します。

これは合否判定ではありません。3問すべてに正解しても、5つの出題分野、複数選択、長いシナリオ、時間配分まで確認したことにはならない点に注意してください。

AZ-104 難易度チェック

3分野の問題で現在地を確認

0/3 回答済み

合否を判定するテストではありません。初めて見る管理シナリオから、要件に合う機能を選べるか確認しましょう。

問題1 · Azure IDとガバナンス

5,000人のユーザーがいるMicrosoft Entra IDテナントで、AdminUser1に「ユーザー管理者」ロールを割り当てる必要があります。ユーザーのプロパティから、どの操作を行いますか。

問題2 · Azureリソースの監視と保守

Azure Webアプリwebapp1でHTTP 500エラーが頻発しています。開発者が原因となった接続エラーの詳細をリアルタイムで確認できるようにするには、最初に何を行いますか。

問題3 · 仮想ネットワーク

VNet1のVM1からVNet2のVM2へ接続するアプリが遅くなりました。VM1からVM2までの平均ラウンドトリップ時間(RTT)を確認するには、Azure Network Watcherのどの機能を使いますか。

3問の正答数よりも、選ばなかった選択肢が不正解となる理由を説明できたかを重視してください。正解していても根拠が曖昧だった問題は、復習対象です。

別の分野も試したい方は、AZ-104の無料練習問題3問で、ストレージ、コンピューティング、仮想ネットワークの問題を解けます。

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Cloud PassにはAZ-104の問題を583問、模擬試験を9セット収録しています。すべての選択肢の理由を比較し、分からない点は表示中の問題についてAIチューターに質問できます。

AZ-104の合格点は700点

AZ-104の合格点は、1,000点満点中700点以上です。

ただし、700点は正答率70%という意味ではありません。 Microsoftは、問題の難易度を考慮した換算スコアを使用しています。何問正解すれば必ず合格できるかを単純に計算することはできません。

Microsoftの試験スコアに関する案内では、次の点が説明されています。

  • 技術試験では700以上が合格
  • 誤答しても減点されない
  • 一部の問題は採点対象外となる場合がある
  • 採点対象外の問題は受験者には分からない

分からない問題も空欄にせず、要件と合わない選択肢を除外して回答してください。

AZ-104の合格率は公表されている?

Microsoftは、AZ-104受験者全体の公式合格率を公表していません。

インターネット上で見かける合格率は、研修受講者、特定の企業、個人アンケートなどを対象にした数値である可能性があります。受験者の実務経験や学習時間が異なるため、自分の合格可能性へそのまま当てはめることはできません。

出所の分からない合格率より、初めて見る問題で次の状態になっているかを確認する方が実用的です。

  1. 5分野すべてで問題文の要件を整理できる
  2. 正解と不正解の理由を説明できる
  3. 操作の前提条件と順序を判断できる
  4. 100分を意識して問題を解ける
  5. 同じ問題の答えを暗記した結果ではない

AZ-900とAZ-104の難易度を比較

AZ-900とAZ-104では、知識の深さと問われ方が異なります。

比較項目AZ-900AZ-104
公式レベル初級中級
主な目的クラウドとAzureの基礎を理解するAzure環境を実装・管理・監視する
問われ方サービスの目的や基本概念構成、操作、権限、トラブルシューティング
実際の操作経験なくても対応しやすいある方が問題を理解しやすい
出題範囲3分野5分野

AZ-900では「Azure Policyとは何か」を説明できることが中心です。AZ-104では、どのスコープへPolicyを割り当てるか、特定の設定を強制するには組み込みとカスタムのどちらが必要か、といった具体的な管理判断まで問われます。

Azure未経験者はAZ-900の内容から始めると基礎を整理しやすくなります。ただし、AZ-104の受験にAZ-900の合格は必須ではありません。ITの基礎があり、Azure管理者を目指す場合は、AZ-104の学習へ直接進むこともできます。

AZ-104の難易度を下げる勉強方法

公式学習ガイドを学習のチェックリストにする

参考書や動画を最初から最後まで見るだけでは、試験範囲の抜けに気付きにくくなります。公式学習ガイドの5分野をチェックリストにして、学習した項目、操作した項目、問題で確認した項目を分けて記録してください。

Microsoft LearnとAzureの操作を組み合わせる

Microsoft Learnで機能を読んだら、可能な範囲でAzure portalやCloud Shellを使って操作します。

  • Microsoft Entra IDでユーザーとグループを確認する
  • リソースグループへRBACロールを割り当てる
  • Storageアカウントで冗長性とネットワーク設定を確認する
  • VNet、サブネット、NSGを作成する
  • Azure Monitorのメトリックとアラートルールを確認する

実際のリソースを作成する場合は、料金が発生する可能性があります。不要になった検証用リソースは削除し、予算アラートも設定してください。

1つの単元ごとに問題を解く

5分野をすべて読み終えてから問題演習を始めるのではなく、1つの単元を学んだ当日に5〜10問解きます。

問題を間違えたら、正解の説明だけでなく、すべての選択肢の用途を確認してください。似た機能を比較する回数を増やすほど、初見のシナリオでも判断しやすくなります。

模擬試験用の初見問題を残す

同じ問題を短期間に繰り返すと、理解していなくても答えを覚えて正答率が上がります。単元学習で使う問題と、仕上げの模擬試験で使う問題を分けてください。

Cloud PassにはAZ-104の問題を583問、模擬試験を9セット収録しています。最初の10問は無料で確認できます。

学習機能AZ-104でできること
分野別問題演習5つの出題分野から弱点を重点的に学習
選択肢別解説正解とすべての不正解選択肢の理由を比較
AIチューター表示中の問題について、その場で追加質問
模擬試験50問・100分のセットで時間配分を確認
学習分析分野別正答率、解答数、学習履歴を確認

受験日を決める前に確認したい状態

合格点700を模擬試験の正答率へ直接置き換えることはできません。Cloud Pass編集部では、受験準備を判断する一つの目安として次の状態を挙げています。Microsoftの公式合格基準ではありません。

  • 初見に近い複数の模擬試験で80%前後を安定して取れる
  • 5分野すべてで70%以上を維持できる
  • 不正解の選択肢を除外した理由を説明できる
  • 100分以内に解き終え、見直し時間を残せる
  • 同じ問題の文言や選択肢を暗記した結果ではない

正答率が低い場合は、模擬試験を繰り返す前に、間違えた分野のMicrosoft Learnとハンズオンへ戻ります。点数だけを上げるのではなく、別のシナリオでも同じ判断ができる状態を目指してください。

AZ-104の難易度に関するよくある質問

AZ-104は未経験でも合格できますか?

合格を目指せます。ただし、ITもAzureも未経験の場合は、OS、ネットワーク、サーバー、仮想化の基礎から学ぶ必要があります。Microsoft Learnだけを読むのではなく、Azureの操作と問題演習を組み合わせてください。

AZ-104に実技試験はありますか?

Microsoftの公式ページでは、試験の一環として対話型コンポーネントが含まれる場合があると案内しています。試験前に公式の試験サンドボックスを操作し、画面形式を確認しておくと安心です。

AZ-104は何問出題されますか?

Microsoftの現在のAZ-104資格ページでは、試験時間を100分と案内していますが、固定の出題数は明示していません。非公式な問題数を前提に時間配分を決めず、公式の試験サンドボックスと100分の模擬試験で操作とペースを確認してください。

AZ-104の資格に有効期限はありますか?

Azure Administrator Associateの更新頻度は12か月です。Microsoft Learnの無料オンライン評価に合格すると更新できます。更新方法と期限は、保有者のMicrosoft Learnプロフィールで確認してください。

参考書だけで合格できますか?

参考書は5分野を体系的に整理するのに役立ちます。ただし、AZ-104では操作の前提条件やサービスの使い分けが問われます。参考書に加え、Microsoft Learn、Azureの操作、初見問題、時間を測った模擬試験を組み合わせるのが現実的です。

AZ-900を取得してから受験すべきですか?

Azureやクラウドの基礎に不安がある場合は、AZ-900の学習が役立ちます。一方、ITの基礎とAzureの操作経験がある場合は、AZ-104から始めても構いません。AZ-900の合格は受験条件ではありません。

まとめ

AZ-104は、Azure環境を実装・管理・監視する中級レベルの試験です。難しさはサービスの数だけでなく、現在の構成と要件を読み取り、似た管理機能から最適なものを選ぶ点にあります。

IT・Azure未経験者は基礎と操作経験を積む時間を多めに取り、Azure管理経験者は最初の問題演習で知識の偏りを確認してください。正答数だけでなく、すべての選択肢を除外した理由を説明できるかが重要です。

自分にとっての難易度を確かめるには、初めて見る問題を解くのが最も分かりやすい方法です。Cloud Passでは無料10問から始められ、AZ-104の全583問と模擬試験9セットで5分野の弱点と時間配分を確認できます。

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